2002年2月12日(火)〜2月24日(日)13日間
新潟市在住 佐藤 幸一様
はからずも此の度PTSクルーズデスクからのお誘いに、私共夫婦でシンガポールから大阪までの処女航海に乗船する機会を得た。
岸壁に横付けされていたスター・プリンセスを目のあたりにして喫驚、全長約300メートル、高さは17階建てのビルに相当する109,000屯巨体である。真白な船体が南国の海の青さとよくマッチしていた。
いざ船内へ。フロントロビーも5層吹抜け螺旋階段も豪華である。乗客は約2,600名とか。大半はアメリカ人で少数の中国人と我々日本人は約200名、ご年配の方々が多く、カラフルな色彩のお洋服を着ておられ華やかな雰囲気であった。
船内の調度品は勿論のこと、キャビンの調度品、トイレ、洗面も新品づくし。生涯に一度経験したかった念願を果たすことができて幸運だった。
船内見学に同行。プールも四ヶ所屋内プールの屋根は開閉式となっており、全天候型である。ジャグジーも各々のプールに隣接してあったが、日本人にとっては大浴場の無かったのが少々寂しかった。
クルーズの楽しみの一つ、食事は24時間いつでも食べられるシステムになっており、メニューも豊富であったが、さすがに日本食はなく持参した「焼きノリ」と「梅干し」を食べてお茶を濁す。夜食には「ソバ」か「ラーメン」でもと感じるのは少々贅沢か。量はオーシャン・プリンセスに比べ少量で私共にとっては丁度よかったが味は少々劣る。2,600人分の料理を短時間で作るのだから致し方ないか。
次の寄港地、香港では定番のコースではなく、バードストリートやフラワーストリートを案内してもらったが私にとっては新しい発見だった。次の台湾では中正記念堂前の儀衛兵交代式を間近に見ることができて幸運でした。次の沖縄では平和ストリート内の食堂で沖縄名物の豚足を食べる。ゼラチン質が「ゴーヤ」に合って絶妙な味。山盛りに出された豚足を一気にいただく、アーウマカッタ。
沖縄を出港すると次は大阪である。この頃になると気温も一日一日と下がり、船内では今迄の半袖から長袖へ、厚手のセーターを着用する方が増える。
いよいよ明日は本州へ。最後の晩餐はテーブルフレンド全員で「サヨナラパーティー」。大いに盛り上がった。
草野七重添乗員をはじめ良き友人に恵まれ心に残る素晴らしい船旅を満喫できたことは幸せの限りである。次回クルーズの再会を祈念してお別れする。