「クルーズ旅行」体験記

船旅に魅せられて


敷地屋 美加代 様

イメージ2

 主人のリタイアをチャンスに旅行好きの私達はパック旅行、クルーズ旅行と体力とお財布とに相談しながら二十余年、旅を沢山エンジョイして来ました。年齢的に旅を楽しめるのもあとわずかと思っております。

 ふり返ってみてこれから旅を楽しまれる方にアドバイスさせて頂くならば、お若い体力のある内に遠い国々から又体力の要るトレッキング・潜水などのコースを含む旅からこなしてゆかれると、年を取って体力をなくしてから、あそこもここにも行きたかったと後悔せずに済みます。老いても体力にあった近場の船旅などエンジョイ方法はありますが、計画的に旅される方がより豊かな楽しみ方が出来ます。

 パック旅行、クルーズ旅行を公平に比較してみて、それぞれに良いチャームポイントはありますが、私はクルーズ旅行に軍配を上げます。

船酔い体質の私が云うのも変ですがクルーズを何回か経験し、船揺れも体験しますと体の方が馴れて来て少々の船揺れには平気になり船酔いしなくなります。人間の体は本当にうまく出来ていると感心するばかりです。

イメージ1

 クルーズの良い所は何と云っても夜寝ていて朝目覚めると目的地に着いているという無駄の無さです。

 各国各地のお祭り開催時はホテルが満員で確保出来ず、遠いホテル泊りでお祭りを見るにも車の渋滞で大変ですが、船だとイコールホテルですからその心配もなく、花火なども船上から直接楽に見られます。又、各国各地のその地ならではの芸能も船の中に居ながらにして見物出来ますのも、大きな楽しみでワクワク致します。
 三度の食事も美味しい船が多く、食卓で御一緒になった方々と親しくなり気の会った船友が出来ます。夜には多彩な催し物が多く、これらをもし劇場で楽しむならそれなりの金額を取られるのに、すべて船賃に含み済みで得した気分です。

 目的地が遠く日中も航海中はいろんな教室や講演会、スポーツなどが催されていてどれにでも自由参加出来るのも魅力的です。何もしないでボーっとキャビンで寝転んでいるのも、とても良いですよ。

 総合的に考えて、船旅は決して高価ではないと乗ってみると感じられます。 陸地だけのツアーでは眺められず、飛行機の上空からでは見えない、海側から見る眺めも本当に素敵です。洋上のサンセットや、海側から見る100万ドルの夜景は抜群です。

 夜出航の時は港の賑やかな繁華街の夜景から船が徐々に離れて、ポツリポツリとした燈しかない夜の暗闇に進んで行く時など一抹の旅愁を感じ、旅を深く味わえる思いが致します。

 もう一つの大きな余得が旅にはあります。
それは旅をしようと思うと日常生活から常に体調を整え風邪、下痢などに充分気をつけるので健康につながります。又、呆け防止の何よりの妙薬であることは確かに云えます。人々がいつまでも旅を楽しめます様世界平和を祈って止みません。

≪お客様&添乗員ブログに戻る

お問い合わせ東京本部/外国船&日本船西日本/外国船&日本船お問い合わせ/資料請求